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第9章

コンバート


 雑誌「Roleplayer」の David Ellis Dickerson によるオリジナル記事を基にしています。

 この章では、ガープスと「クトゥルフの呼び声」のキャラクターを入れ替えることができるようにし、ケイオシアム社のルールから『ガープス・クトゥルフパンク』に怪物達をコンバートすることができるようにします。
 用語に若干の変更がありますが、「クトゥルフの呼び声」でのあなたの探索者を21世紀のうらびれた通りにつれてくる用意ができるでしょう。

9.1:体数値

 「クトゥルフの呼び声」には多くの体数値があり、それらのいくつか(例えばパワーなど)はその多くを使用することができますが、かなりよくできたシステムルールに関しては変換しません。以下に、基本となる体数値を示します:

ガープスでのST 「クトゥルフの呼び声」でのSTR
ガープスでのDX 「クトゥルフの呼び声」でのDEX
ガープスでのIQ 「クトゥルフの呼び声」でのINT
ガープスでのHT 「クトゥルフの呼び声」でのCON

 もし、あなたが探索者を変換させたいのであれば、INTを2点減らしたものをガープスのIQにして下さい。探索者は、得てしてかなり高いINTをもってスタートすることになり、平均して150CP以上のキャラクターになってしまうからです。
 「クトゥルフの呼び声」の「APP(外見)」については、ガープスの特徴である「容貌」を用いて下さい。

「クトゥルフの呼び声」の「APP」 ガープスの「容貌」
3〜4 最悪(反応に−4修正)
5〜6 醜悪(反応に−2修正)
7〜8 悪い(反応に−1修正)
9〜12 平均的
13〜14 魅力的(反応に+1修正)
15〜16 美しい(反応に+2/+4修正)
17〜18 最高(反応に+2/+4修正)

 「クトゥルフの呼び声」でのパワーはガープスでの意志力と同じもので、パワーとINT(知性)とを比較して、「意志の強さ」ゃ「意志の弱さ」を付け加えて修正し、適正な数値に直します。(例:INT13、POW10を持つ「クトゥルフの呼び声」のキャラクターは、ガープスでは、IQ13と「意志の弱さ」−3を持つキャラクターとなります。)
 「クトゥルフの呼び声」のパワーはまた、ガープスでの「魔法の素質」に相当します。12〜14点のパワーは、「魔法の素質」1レベルです;15〜17点のパワーは、「魔法の素質」2レベル、18〜20点のパワーは、「魔法の素質」3レベルです。
 「クトゥルフの呼び声」のルールを反映するために、15点以上のパワーを持つキャラクターには、1レベルの「幸運」の特徴(15CP)を持たせるのが好ましいでしょう。2レベルの「幸運」(30CP)は、ラヴクラフトの物語には存在しません!
 移動力は、ガープスの能力値から求めて計算することになります。移動方法の違い(たとえば飛行)によって移動力は変化しますが、基本的に両者の数値はそのまま変換します:「クトゥルフの呼び声」の移動:「ガープス」の移動力。


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