GMは、以下のほかに適切な特徴や技能があれば、キャラクターに持たせることを許可してもかまいません。
この特徴には、「動物共感」の特徴が含まれています(『ガープス・ベーシック』32頁を参照)。「動物共感」と違う点は、ポケモンに対しても同じ修正がつくというところです。また、ポケモンを見つけようとする際には、+3の修正がつきます(〈ポケモン知識〉技能で判定)。この特徴は、ポケモンブリーダーやポケモンマスターになるには必要なものでしょう。この特徴を持っていれば、〈ポケモン使役〉技能が+3されます。また、ポケモンに対する反応に+1されます。
未成年 一歳ごとに−2CP10歳になり、小学校を卒業したキャラクターはみな大人として扱われるので、この特徴を持つことはできません。ですが、基本となる能力値は、年齢によって変化します(『ガープス・ベーシック』44頁を参照)。
これは、ポケモン対戦のルールに関する知識をあらわしています。たとえば、相手の微妙な反則にクレームをつけるには、〈試合規則〉技能判定が必要になります。
獣医/ポケモン/文明(精神/難) 技能なし値:同種の医学系技能−5、ポケモン使役−5 傷ついたり、病気になったポケモンを治療する技能です。技能判定に成功すると、回復系アイテムの効果が2倍になります。この技能は、ポケモンの種類によって専門化することができます(専門化すると、判定が+2修正されます)。
修正:ポケモンがあなたに馴れており、あなたを信頼していれば+5。あまり馴染みのない種類のポケモンなら−2以上。
技能判定に成功すれば、一瞬でホルダーからボールを取り出して準備することができます。そして、同じターンに(〈モンスターボール〉判定に成功すれば)ボールに自分のポケモンを収容することができたり、準備したボールを投げたりすることができます。技能判定に失敗すると、1ターンかかって準備することになります。ファンブルで失敗すると、そのボールを落としてしまいます;拾い上げる(1ターンかかります)か、次のターンに別のボールを準備して下さい。
植物知識/種別・文明(精神/難) 技能なし値:知力−6、農業−5ポケモン使役(精神/難) 技能なし値:知力−6
ポケモンを訓練するための技能です。ポケモン評価値が〈ポケモン使役〉技能レベル以内であれば、そのポケモンはあなたの言うことに従います。新しい命令を出したり、命令の内容を変更したりするたびに、この技能で判定を行い、その差が反応判定にそのまま修正されます。3.4:ポケモンの反応の項を参照して下さい。
また、戦闘で自分のポケモンに別の技を出させるときや(相手のもしくは自分が)攻撃する部位を変更するときにもこの技能で判定を行います;判定に失敗すると、前のターンにおこなったのと同じ行動をとります;ファンブルで失敗すると、失敗度で反応判定をおこない、その結果にふさわしい行動をとります。
ポケモンに関する知識をあらわします。ポケモンの種類、生息域、生態、技、進化などをよく知っています。特定の野生ポケモンを探すときには、この技能で判定します。
モンスターボール(肉体/易) 技能なし値:敏捷力−2これは、外に出ている自分のポケモンをすでに準備しているボールに収容するときに使う技能です。技能判定に成功すれば、自分が手に持っているボールに1ターンでポケモンを収容することができます。これは、ボールに個人識別の音声入力機能が付いているためです;これは、所有者の特定の音声パターンを認識することによって反応します(例えば、「戻れピカチュウ!」「カムバック、フシギダネ!」など)。技能判定に失敗するたびに、ポケモンをボールに収容するのに、さらに1ターンかかります;これは、1秒間でキーワードとなる音声パターンを発音することができなかったためです。ただし、狙いをつけることができるので1ターンにつき修正が+1ずつ修正されます。ただしファンブルで失敗すると、そのボールを落としてしまいます;拾い上げる(1ターンかかります)か、次のターンに別のボールを準備して下さい。トレーナーに反抗的なポケモンを収容する場合には、その状況に合わせて判定が+2(モンスターボールに戻りたくない場合)もしくは−2(モンスターボールに隠れたい場合)修正されます。
モンスターボール投げ(肉体/難) 技能なし値:投げ−2モンスターボールなどのボール(ここで述べられているボールとは、ポケモンを入れておくことのできるボールを意味しています)を投げるときに役立つ技能です。技能判定に成功すれば、狙った野生ポケモンにボールをうまく命中させてその中に入れることができたり、狙った場所でボールを開かせることができます。また、技能判定に成功すれば、より遠くに投げることができます(投げられる距離を計算するとき、〈モンスターボール投げ〉技能レベルの6分の1を体力に加えて下さい)。『ガープス・ベーシック』121頁の「投げ/距離表」を参照して下さい。技能判定に失敗すると、失敗度(メートル)離れた場所に投げてしまいます。投げる判定にクリティカルで成功すると、戦闘ターンの最初にポケモンをボールから出すことができるので、ポケモンはそのターンの自分の手番に相手を攻撃することができます。ファンブルで失敗すると、投げる前にボールを落としてしまいます。
野生のポケモンをゲットする手順は、以下の通りです。
ポケモンにボールを命中させてポケモンをその中へ収容することに成功したら、プレイヤー(場合によってはGM)が以下のポケモンゲット判定表で判定して下さい。
ポケモンゲット判定表ポケモンのHP | ボールの効果 |
|||
ボールの種類 | 半分以上 | 半分未満 | 4分の1以下 | |
モンスターボール | 17以上 | 15以上 | 13以上 | ポケモンを捕まえるための道具 |
スーパーボール | 15以上 | 13以上 | 11以上 | モンスターボールよりもポケモンを捕まえやすい |
ハイパーボール | 13以上 | 11以上 | 9以上 | スーパーボールよりもポケモンを捕まえやすい |
マスターボール | 必ずゲット | 必ずゲット | 必ずゲット | 必ずポケモンを捕まえられる最高のボール |
サファリボール | モンスターボールと同じ | ポケモンサファリパークで使われているボール | ||
スピードボール | モンスターボールと同じ | 常に逃げ出す反応をするポケモンに対して+5 | ||
レベルボール | モンスターボールと同じ | 自分のポケモンのレベルが相手よりも5レベル高いごとに+1 | ||
ルアーボール | モンスターボールと同じ | 釣り上げたポケモンに対して+5 | ||
ヘビーボール | モンスターボールと同じ | 体重が200s以上のポケモンに対して+5 | ||
ラブラブボール | モンスターボールと同じ | 自分のポケモンと性別が違うポケモンに対して+5 | ||
フレンドボール | モンスターボールと同じ | 捕まえたポケモンのなつきぐあいが、3の状態になります | ||
ムーンボール | モンスターボールと同じ | 「つきのいし」で進化するポケモンに対して+5 |