第11章 ロボットタイプの特殊能力

スーパー単体と合体系
連動射撃…複数人が乗っているスーパー単体とスーパー合体系ロボットはパイロットが協力して操縦することで素早い狙いをつけることが出来ます。この効果はロボットの戦闘タイプによって異なります。
オールラウンダー…パイロットの一人がロボット操縦技能に成功すれば「狙い」がつきます。同ラウンドで別のパイロットが射撃を行うことが出来ます。または違う武装で1ラウンドに2回攻撃してもかまいません。この場合格闘系の攻撃を2回行うことはできません。
スナイパー…オールラウンダーと効果は同じですがマップ兵器でも狙いをつけることが出来ますし、もしも撃てるのなら違うマップ兵器を同時に撃っても構いません。
ファイター…特に効果はありません。
人間力技能の集中…複数人のパイロットが乗るスーパー単体系と合体系でもパイロット一人だけで操縦することが出来ます。その一人がロボットで指定している「必要〜力」以上の人間力技能値を持っていればロボットは問題なく動きます。…ですがそのパワーは明らかに落ちてしまいます。
ロボットの操縦に必要な人数より…
4人以上足りない…メインパイロットの人間力技能 −8
3人足りない   …メインパイロットの人間力技能 −6
2人足りない   …メインパイロットの人間力技能 −4
1人足りない   …メインパイロットの人間力技能 −2
この修正後に「必要〜力」を満たせなかった場合でもロボットを操縦することは出来ますが、ロボットの体力を半分として扱います。
逆に搭乗できる最大人数のパイロットがそろった場合、パイロットの人間力技能によりロボットのパワーは上がることがあります。メインパイロットの人間力技能に以下の数値を加えてください。
サブパイロットの人間力技能がロボットの必要〜力より…
3多い … +1
5多い … +2
7多い … +3
例 コンバトラーVに5人のパイロットが乗り込みます。この人数はコンバトラーに搭乗できる最大人数なので、メインパイロット(この場合バトルジェットの操縦者)の人間力技能に修正が加わる可能性があります。
コンバトラーの「必要〜力」は13、「限界〜力」は23です。
パイロットは上から
バトルジェット  …人間力技能18レベル
バトルクラッシャー…人間力技能13レベル
バトルタンク   …人間力技能16レベル
バトルマリン   …人間力技能16レベル
バトルクラフト  …人間力技能14レベル
…の技能値を持っています。
 メインパイロットの人間力技能は18ですから18を基準に考えます。コンバトラーの「必要〜力」は13ですからサブパイロットに最低16レベル以上の人間力技能があればメインパイロットに修正がつくことになります。16レベルを越えているのが2人いるので表を見ると+1ずつの修正が加わることが分かります。結局このメンバー構成ではメインパイロットの人間力技能18に+2の修正がつき、20レベルとしてコンバトラーを操縦できます。(…しなければなりません。)
 この修正後に「限界〜力」を越えてしまった場合、暴走しないタイプのロボットでも例外的に「限界〜力」を越えた人間力技能で動かすことが出来ます。が、通常の行動時間消費が大きくなってしまいます。通常の行動ならラウンドに5、ロボット形態のまま空を飛ぶときはラウンドに50の行動時間を消費します。
 暴走するタイプのロボットなら無論、暴走の危険性がつきまとうことになります。
GSライド/Jジュエルジェネレーター…GSライドとは緑の星で作られた「Gストーン」と呼ばれる謎の物体を触媒に用いた、ガオガイガーを初めとする勇者ロボの動力源で、そのエネルギー量はほぼ無限です。特にメインパイロットがフュージョンしている場合(当然Gストーン装備の「鋼のサイボーグ」であるはずです)パイロットの装備するGストーンとGSライドを共鳴させることによってエネルギー効率と機体出力を上昇させることが出来ます。
 具体的には操縦者の熱血技能の100倍をロボットの行動力に加える事が出来ます。さらに熱血技能を同調力技能と計算して通常の敏捷と防護点に加えロボットの体力を上昇させることも出来ます。Gストーンのパワーは地球外機械生命体「ゾンダー」のエネルギー源と完全に対極をなしており、GSライドを装備したロボットはゾンダー及び原種に同化されません。パワーが上ならばゾンダー化を解く「浄解」減少を発生させることも可能です。Gストーンさえあればどのようなロボットでも…
・ゾンダーとの同化を防ぎ
・毎ラウンド行動時間が1ずつ回復する。
…様に改造できます。なお、「赤の星」で造られたJジュエル及びJジュエルジェネレーターも「単体での浄解」が出来ない点を除けば、ほぼGストーンとGSライドに匹敵(あるいは凌駕)する能力を持っています。
ファイナルフュージョン…ガオガイガーはメカノイドガイガーと3体のガオーマシンがファイナルフュージョンすることにより誕生しますが、その際司令室でドライブさせたプログラムを機体に転送する必要があるため、極度の遠距離や強力な妨害電波が発生していると合体を実行できない可能性があります。詳しくはマスターとプレイヤーが相談して決定してください。
プロウクンマグナム…ガオガイガーの右腕に装備されたプロウクンマグナムは通常のロケットパンチと異なりそれ自体に自立可能な動力源を内蔵しているため、バリアーやバリアーや重力制御システムに阻止されても攻撃をやめません。ターン毎のダメージを一斉射撃のように合計し、バリヤーの防護点を上回った時点であらためてダメージを算出します。ただし最初の一撃のダメージがバリヤーの防護点の1/4に満たなかった場合プロウクンマグナムははじき返されてしまいます。「重力制御システム」による「はじき返し」には通常の4倍のエネルギー(プロウクンマグナム最大ダメージの40倍のエネルギー消費)が必要です。
 攻撃中のブロウクンマグナム自体を攻撃するには命中修正に−8が加わります。一撃でMサイズ30以上のダメージを与えればはじき返すことが出来ます。ブロウクンマグナムは受動防御しかすることが出来ません。(ガオガイガー本体の受動防御点に準ずる)
プロテクトシェード…ガオガイガーの左腕に装備された防護フィールドです。MAP兵器を含むあらゆる攻撃に対して「受け」が成功すればパイロットの熱血技能レベルと同じLサイズの防護点を得ることが出来ます。その際ダメージをすべて防げれば相手の攻撃タイプによって以下の効果があります。
P兵器…格闘攻撃の相手をつかみ、次回の能動防御に−2修正を与えます。
L、E兵器…ダメージの半分を相手に反射することが出来ます。その際射程は半分となってしまいます。
プロテクトシェードを使うと機体疲労値を1消費します。
ファントムリング…ガオガイガーの強化パーツでプロウクンマグナムとプロテクトシェードの威力を増すことが出来ます。ファントムリングを装備した場合、ブロウクンファントムとプロテクトウォールに名称が変化します。プロウクンマグナムは武器サイズが1段階上昇し、プロテクトシェードはLLサイズの防護点を得ることが出来ます。しかも準備の必要はありません。しかしブロウクンファントムを撃つ際には機体疲労値を1、プロテクトウォールで防御する際には機体疲労値を2消費します
ヘルアンドヘブン…ガオガイガーの必殺技であるヘルアンドヘブンはロボットのパワーをその両拳に集中させ相手のバリヤーや防護点を貫き、その核を傷つけずにえぐり取るものです。この攻撃にはプロウクンマグナムと同様の効果があり、相手のHPを0以下にした場合両手に掴めるくらいのサイズのもの(コックピットやエンジン等)を傷つけずにえぐり取ることが出来ます。しかしあまりに膨大なエネルギーを消費するためガオガイガーとパイロットのサイボーグ共に機体疲労値を4消費してしまいます。パイロットの機体疲労値が15点以上になるとその肉体はバラバラになってしまいます。
ゴルディオンハンマー…ガオガイガー最強の武器であるGツールことグラヴィテーショックウェーブハンマーまたの名をゴルディオンハンマーは、重力活断層を作り出すことによって範囲内のあらゆるエネルギー及び物質を光の粒子に変えてしまいます。そのため作動させたままで移動すれば周辺の物質も光に変わってしまいます。作動させている間にゴルディオンハンマーで能動防御すると相手のサイズやダメージ量に関わらずすべてのダメージを0にできます。この時プロテクトシェードとの併用は出来ません。
 攻撃の前に巨大な釘状の保護フィールドを打ち込み、引き抜く「ハンマーヘルアンドヘブン」でヘルアンドヘブンのようにゾンダー核ないし同サイズのものをえぐり取ることも出来ます。これは攻撃とは別に行える行動で準備の必要はありません。
 この攻撃には機体疲労値を1消費するだけで良いのですが専用ツールの「マーグハンド」を装着していないとガオガイガー自身もLサイズの40ダメージ(防御不可)を受けてしまいます。
謎のジェネレーター…ボスボロットのジェネレーターは通常、ガソリンで稼働しますが、光子力研究所の恐るべき技術力によっていざとなれば、ガソリン以外の光子力、原子力、果ては薪や石炭、、おそらくはゲッター線や超電磁エネルギーでも稼働します。つまりボスボロットはほとんどあらゆるロボットからエネルギーを供給してもらえるのです。ボスボロットは機能を停止している、または自発的に協力してくれるロボットから1ラウンド最大500までの行動時間を自由に吸い取ることが出来ます。(特別な改造は必要ありません、それようのでっかいチューブが元から装備されています)これは1ラウンドの準備期間が必要ですが戦闘中でも行えます。どんなロボットからエネルギーを吸い取ることが出来るかはマスターとプレイヤーが相談して決定してください。
無限力…数あるロボットの中で「イデオン」と「真・ゲッターロボ」の2機種は人間力が必要〜力を13以上越えることで、その行動時間が無制限になります。もちろん、行動時間を消費する武装なども無制限に使用することが出来ます。しかし行動時間以外に回数制限などがある武装はその限りではありません。
ゲッター融合…「真型ゲッター」は暴走が始まると新たな攻撃法を取得します。真型ゲッターによる組み付きが成功するかあらゆるタイプの格闘攻撃を「受け」たとき相手を「真型ゲッター」に融合させるのです。「融合」はパイロットの中でもっとも同調力の高いものと相手のロボットの耐久力とで即決勝負です。 真型ゲッターが勝てば、ほぼ一瞬にして相手の操縦系統を乗っ取り無力化してしまいます。「喰って」いる最中も真型ゲッターは通常通りの攻撃と移動を行えますが喰い終わるまでは新しい獲物を「喰う」ことは出来ません。「喰った」相手が真型ゲッターより大きければ相手と同じサイズの真型ゲッターに巨大化します。この融合、巨大化には相手の耐久力と同じラウンドがかかりますが、融合し終わると同時に真型ゲッターの機体疲労値は0に戻ります。つまり真型ゲッターが「喰いつづける」限り暴走が永遠に続く可能性があるのです。
重力、慣性制御システム…エグザクソンは機体の周りに重力のレンズを作りだす事により、攻撃を(P、L兵器)無力化するシステムを持っています。攻撃が命中したとき、防護点を抜ける前のダメージの最大値×10(たとえば3D+2ダメージなら20点が最大値です。これの10倍)と同じだけの行動時間を消費することで威力を相殺することが出来ます。これは能動防御とは別に行える行動です。
反物質ジェネレーター…詳しい説明は「ガープスウルトラテック」に譲ります。エグザクソンの行動時間は本体に対して瞬間的に供給できる量でしかありません。エグザクソンが消費した行動時間は毎ラウンド一定量回復していきます。HPが0からマイナスになった時点でこの機能は働かなくなります。

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